4月下旬のある日。ヒグマ目撃情報の通報を受け、現地確認に向かいました(注1)。
聞いていた目撃地点のすぐ近くに、クマの足跡を発見!
早速サイズを計測して記録。どちらへ向かったのかを知るため、足跡の追跡を開始します。
一度道路へ出ようとした足跡は、何かを感じたのか急に右ターン。かなり急な残雪斜面をザクザク登っていきます。そして、見つけたのが下の写真の状況。
地面近くの雪がとけて下に空洞ができていた、その上を歩いていて、ズッポリ右前足がハマッたようです(左後ろ足も?)。クマはこの時、どんな表情をしていたのでしょうか?
注1) 羅臼ビジターセンターの管理運営を環境省と羅臼町から委託されている「知床財団(羅臼地区事業係)」は、国立公園区域を含む羅臼町内全域のヒグマ対策・エゾシカ対策なども担当しています。