羅臼側の道路の北東端にある相泊(あいどまり)。ここから先には道路などの施設はなく、夏の間に昆布漁をする方達が住む番屋がある以外は、人の手が入らない海岸線が続いています。巡視場所の観音岩は、相泊から2時間ほど歩いた場所にあります。今年は雪融けが遅いせいか、5月頃に咲く花が今でも見られました。
観音岩までの道のりにはヒグマの糞がいくつも落ちていました。姿は見ませんでしたが、知床ではどこにいても常にヒグマと遭遇するリスクがあります。山や海岸を歩く方はヒグマの対処法や、最新情報をビジターセンターなどで収集してください。
ユキワリコザクラ
エゾキケマン
【自然状況】(植物は開花状況)
植物:ユキワリコザクラ、ミヤマダイコンソウ、オドリコソウ、ミヤマオダマキ、カノコソウ、エゾモメンヅル、セイヨウタンポポ、シコタンタンポポ、エゾキケマン(一ヶ月近く開花遅い)、ハマエンドウ、イワベンケイ、チシマフウロ
鳥類:イソヒヨドリ、キセキレイ、ツツドリ、シノリガモ、ミソサザイ、ウミウ、カワラヒワ、センダイムシクイ、オオセグロカモメ、ウミネコ
(環境省:木村)