第8回の羅臼側の調査結果
オオワシ 34羽 (成鳥31羽、幼鳥3羽)
オジロワシ 49羽 (成鳥33羽、幼鳥16羽)
計83羽という結果でした。
オオワシ成鳥
羅臼町相泊から見た流氷
前回のワシセンサスでは飛来数は117羽だったのですが、今回は83羽という結果でした。
ワシセンサスでは羅臼の海、岸近くまで流氷が迫っていました。流氷が岸に近づくと、ワシ達は沖に出て餌を取ったり、羽を休めたりすることが多くなります。流氷はワシ達の餌場を増やす役目をしているのです。ワシの飛来数が前回よりも減ったのは、流氷がひとつ原因なのかも知れません。
今後の飛来状況調査では流氷上にとまるワシ達の姿が多く観察できるはずです。
これからも知床ならではの自然情報を発信してきたいと思っていますので宜しくお願いします。
<その他確認した鳥獣>
鳥類:ハヤブサ、オオハクチョウ、スズガモ、シノリガモ、オナガガモ、ホオジロ
ガモ、ヒメウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省 菅原)