羅臼岳・知床連山|知床世界自然遺産・知床国立公園 羅臼ビジターセンター

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知円別岳の麓に水を湛える知床半島最大の湖、羅臼湖。
湿原植物の色、動物たちの声、山岳が映る湖面が揺れる。

7/25羅臼湖の状況 [2018年8月1日]

 夏も盛りとなってまいりました。 ここ数日は知床とは思えないような暑い日が連続して続いております。肌寒い日々を過ごしていた私たちにとっては耐え難い状況です。

 急に暑くなると人は不満を言いたくなりますが、生き物たちはそうでもないようです。今の羅臼湖はトンボの時期!暑くなって急に元気が出てきたのか、今では沼や湖の上を縦横無尽に飛び回っています。

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 よく見かけるのはこちらの青くて細いイトトンボ、ルリイトトンボです(メスは黄緑色)。沼の周りで餌を狙っていたり、水面でメス争奪戦を繰り広げていたりと、比較的観察がしやすく見ていて面白いトンボです。(とってもよく似たエゾイトトンボもいます。正確に見分けるには交尾器を確認する必要があります。)

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 次によく目につくのはこちらのトンボ。カオジロトンボです。名前の通り顔を正面から見ると口の周りがはっきりとした白色をしています。警戒心が強く、すぐに逃げてしまうので、双眼鏡を使うかゆっくりと近付いて顔を覗いてみてください。(写真の様に服に飛びついてくることは稀です。最近私には何故かハエがよくまとわりついてきます…。)

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 もう
1種紹介しましょう。全身メタリックなこのトンボ、アオイトトンボです。ルリイトトンボのように目立つ色をしていないため、見落としやすいので注意。見つけたら捕まえずに写真を撮ったり、じっくりと観察してください。

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 他にもルリボシヤンマといった大型のトンボも姿を見せています。夏の羅臼湖でトンボ探しに明け暮れてみても面白いのではないでしょうか。足を運んだ皆様が口をそろえてよかったと言ってくださる羅臼湖に是非お越しください。

【!注意!】
 最近知床横断道路、事に羅臼湖入口周辺におきましてヒグマが目撃されております。知床横断道路を歩いて入口まで移動される方は特に注意してください。目撃した際は引き返すことを必ず選択肢の一つに入れ、無理な行動は避けてください。
※クマスプレーは羅臼ビジターセンターで貸し出しています(有料)。

巡視中に確認した生き物(植物は開花しているもののみ記載)

   植  物:オオバギボウシ、ゴゼンタチバナ、シラネニンジン、ウコンウツギ、
        
マルバシモツケ、ナガボノシロワレモコウ、チシマノキンバイソウ、
        
トウゲブキ、ミヤマアキノキリオンソウ、ギョウジャニンニク、
        
エゾカンゾウ、ホソバノキソチドリ、チシマザサ
  
鳥  類:トビ、アマツバメ、ツツドリ、モズ、ウグイス、アオジ
  
昆  虫:ルリボシヤンマ、カオジロトンボ、ルリイトトンボ、エゾイトトンボ、
         ヒメキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ、コチャバネセセリ、
        
ミヤマミズスマシ
  
哺乳類:キタキツネ(糞)
  
両生類:エゾアカガエル

羅臼自然保護官事務所 宮奈

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