羅臼岳・知床連山|知床世界自然遺産・知床国立公園 羅臼ビジターセンター

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中間地点の花模様 [2019年7月19日]

床半島を縦に連なる知床連山。
知床五湖からその姿を一望できる知床の壁に足を踏み入れてことはあるでしょうか。
今回は知床連山の中継地点、二つ池の花模様をご紹介します。

知床連山に4つあるキャンプ地の内、1つが二つ池にあります。
キャンプ地から見えるのは二つ池の片割れ、その名も地の池。
周辺には湿原が広がり、高山ならではの植物が迎え入れてくれます。

写真(↑)中央で水を湛えているのが地の池。
その左上にある開けた黄緑色と茶色の大地がもう一つの池、天の池です。
2週間ほど前同地に訪れたときは雪も残っていた天の池ですが、すっかり干上がっておりました。
8月には地の池も干上がってしまうのではと懸念してしまいますが、
張り切って植物たちを紹介していこうと思います。

こちらは皆さんご存知エゾカンゾウ。
こんな高地でも細長い花茎をすらっと延ばし、華々しく咲いておりました。
ハイマツ帯の際でよく咲いていたのですが、風避けなのでしょうか。

高嶺のハマナスと言ったところでしょうか、オオタカネバラです。
数は少ないですが、ピンクの大輪がお花畑を彩っています。

これも花です。今まさに満開です。
湿原に行ったらこういう植物をじっくり観察してみては如何でしょう。
名前が分からない、難しいではなく、じっくり見ないと見えてこない
植物の面白さ、美しさを楽しんでいただけたらと思います。
あ、この植物の名前はタカネクロスゲです。

時間が経って姿がかなり変わっておりますがチングルマです。
小さなヤシノキ林ができておりました。

花、茎、葉と地上部のほとんどが緑色をしており、目に入りにくいかもしれませんが、
よく見れば幾つも花を咲かせているホソバノキソチドリ。
この時期、高嶺の湿原でよく見かけるランです。

二つ池は今まさに花盛りを向かえております。
大小様々、色取り取りの花が咲くこのキャンプ地で、夏の一時を過ごして見ては如何でしょうか。
夜には満点の星空も待っていますよ。

※花盛りなのは良いのですが、カが大量に発生している時期でもあります。
※心安らかにキャンプ地での生活を送りたい方は十分に対策されることをオススメします。

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~シレトコスミレ~
硫黄山の山頂直下、雪融けの遅かった鞍部等にまだ花を咲かせている株がありました。
あと数日で見納めといったところでしょうか。
今週末はチャンスがありそうです。

羅臼自然保護官事務所 宮奈

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