羅臼岳・知床連山|知床世界自然遺産・知床国立公園 羅臼ビジターセンター

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6月8日~11日知床岳巡視_1日目 [2020年6月14日]

以下は6月8日~11日実施の知床岳巡視記録。
行程が長くお伝えすることが多いので、この後複数回にわけて投稿します。まずは日ごとの主なポイントと概要から。

●記録は巡視時のものであり、今後変化する可能性があります。
●先端部地区の山を目指すかたは必ずルサフィールドハウス、羅臼ビジターセンターへお立ち寄りください。

6月8日(月)5:45出発。
そもそも6日出発であったが、平地で12℃のような低温と強風で順延。この時点で既に2日延びている。

カモイウンベ川:橋がなくなって久しい。水位は6/8で成人男性の膝程度。
長靴で渡れる可能性もあったが念のため胴長利用。

河口の大きな岩にロープで結わえた板きれがあり、石の両端に載せて橋替わりになるか試してみた。
不安定で滑りやすいので利用の推奨はしない。

観音岩南側には劣化した漁業ロープが垂れているがいつ切れるか予測できないため使用しないこと。
ウナキベツ川は昨夏同様、倒木を橋替わりにして利用可能であったが木が痩せたように見えた。

標高400m少々の通称青沼までは濃く深い緑のヤブ。行動中も「ブヨ」「ダニ」がたかり不快極まりなし。
下山後の数日間は、顔、首、etc腫れ痛み痒みにさいなまれた。

この日は崩壊地に出るあたりからガスがチリチリと身体を濡らし始め、
その後のヤブ漕ぎの結果、雨でもないのに全身ずぶ濡れ。

崩壊地:その名の通りルートがボロボロと崩れており足元の空洞化した草付き部もある。
崖沿いを無理に通過しないよう注意。

ポロモイ台地入口:相変わらず不明瞭で複線化。
ここでヤブに突入できず断念する利用者が例年続出。

入口付近のイヌツゲの生育が著しく強固に人を拒む。
刈り分けに横たわる濡れた倒木はツルツルぬめり、一歩進むごとに足元が滑って厄介であった。

890m池塘はまだ雪渓。
残雪とササヤブの境目から刈り分けを丹念に探して沼まで進む。

北風の知床沼は体感5~7℃、視界なし。
雪融けは早いが例年より開花の遅い湿原であった。

つづく

(知床財団イナバ)

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