羅臼岳・知床連山|知床世界自然遺産・知床国立公園 羅臼ビジターセンター

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百名山の一つ、羅臼岳。
その羅臼岳から連なる知床連山は、知床半島の背骨。
一歩踏み入れば、知床の雄大な地の息吹に抱かれる。

7月3日【羅臼岳登山道整備:迷い込み防止ロープ設置等】 [2015年07月07日]

羅臼岳山開きを前に、羅臼山岳会と林野庁GSS共同で羅臼岳登山道整備を行ってきま

した。羅臼温泉から羅臼岳のルートにおいては、例年迷い込みが起きやすい箇所がい

くつかあるため、防止用のロープやピンクテープの設置、標識のため塗料の散布を毎

年行っています。 

 

DSCN4865.JPG

 

現在、第二の壁までは雪が溶け登山道が露出しているのですが、そこから先は残雪が

多くありました。写真は泊場の少し手前(市街側)の清水沢の湿地帯ですが、この時

期まで雪が残ることはほとんどないそうです。ルートが不明瞭なためピンクテープを

設置しました。

 

 

DSCN4861.JPG

 

泊場手前(市街側)の登山川もルートが不明瞭なため、方向を示しています。

 

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こちらは泊場から先(山頂側)の傾斜がきついポイント。

道を間違えやすいため、迷い込み防止ロープを設置しました。

ロープの先がルートですが、傾斜がきついためアイゼン、ピッケル装備は必須になります。またロープは迷い込み防止用ですので、引っ張りや掴んだままの渡渉はしないでく

ださい。ロープが切れてしまいます。 

 

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特に羅臼平からの下山時に迷いが起きやすい、屏風岩にもロープを設置しました。

写真ではオレンジ色の破線の区間です。撮影した時点では残雪のためロープの奥の雪渓も道がつながっているように見えますが、上記矢印の方向がルートです。

 

 

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横から見た写真です。

 

 

 

DSCN4740.JPG

屏風岩上部~羅臼平にも迷い込み防止ロープを設置しました。この周辺は例年8月末まで雪が残り、ルートが不明瞭です。霧がかかると、目安になるものがなく非常に迷いやすいです(また霧がかかりやすい)。なおこちらのロープも迷い込み防止用ですので、引っ張りや掴んだままの渡渉はしないでください。

 

DSCN4870.JPG

その他にも、障害となっている枯死木の排除作業も行いました。

 

 

今回、登山道整備を行いましたが羅臼温泉側のルートはウトロ岩尾別側に比べて距離が

長く(登りで平均6時間半前後)、8月末まで残雪がある(アイゼン&ピッケル必携)ことやヒグマの目撃情報も多いため非常に険しいルートです。登山道自体も明瞭な道がついているところが少なく、地形図を読んでルートを割り出せることが前提になっております。こちらをご了解の上でご利用いただければと思います。

 

                     

 

                   環境省 羅臼自然保護官事務所 高橋

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