第20回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ0羽
オジロワシ13羽
オオワシの観察ができませんでした。おそらくほとんどのオオワシが繁殖地へ渡って行ったのでしょう。オジロワシの数は13羽と先週の調査より10羽多く観察できました。まだこれから渡りを行うオジロワシは、多いのかもしれません。
また今回の調査では、冠羽のきれいなウミアイサが見れました。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、ノスリ、シノリガモ、ハクセキレイ、カワガラス
ウミアイサ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
ワシカモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:菅原)
第19回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ3羽
オジロワシ3羽
初めまして、4月から羅臼のビジターセンターのアクティブレンジャーになりました菅原です。これからいろいろな自然情報をお伝えしていきますので、よろしくお願いします!
今回の調査で、確認できたのは6羽まで減ってしまいました。
確認できた数こそ少ないのですが、オジロワシとオオワシの飛翔姿は、いつ見ても迫力があります。
またこれから春に向けてまた渡ってくる多くの野鳥を観察する機会も多くなりますので今からとても楽しみです。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、シノリガモ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、カモメ
哺乳類:エゾシカ
(環境省:菅原)
第16回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ16羽
オジロワシ32羽
先週の調査では、総計233羽数も確認されていたのに、
一週間後の今日の調査では、48羽に激減。
ワシたちは、繁殖地へ渡って行っているようです。
海を越えてはるか何百キロ、何千キロの旅をする彼らは、
相当な体力が必要になるため、今のうちに栄養を十分蓄えなければなりません。
どうやら、採食競争に強い成鳥からその準備が整い、飛び立っていくようで、
まだ体力温存が十分でない幼鳥は、わりと遅くまで残っています。
そのためこれからの時期は、幼鳥を見る機会が多くなると思われます。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、シノリガモ、ホオジロガモ、スズガモ、
ウミアイサ、カワアイサ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
シロカモメ、ワシカモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第15回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ127羽
オジロワシ87羽
不明ワシ19羽
今日は、クマタカを確認しました。
オオワシ・オジロワシもかっこいいですが、
クマタカもステキです。
樹上で尾をぷりぷりと振っていました。
<於尋麻布~岩見橋で見られたもの>
鳥類:クマタカ、トビ、カワアイサ、シノリガモ、スズガモ、
ホオジロガモ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、
ワシカモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
今日は、ビジターセンターのある湯ノ沢から道路終点地の相泊まで、
巡視を行いました。
今回の巡視で注意して見ていたのは主に2つ。
1つは、鳥インフルエンザの発生がないか、衰弱している水鳥はいないか、
各河川や漁港内に飛来している水鳥(カモ類やカモメ類、ハクチョウなど)
の様子を見ています。
もう1つは、2/15に起こったとされる択捉島でのタンカー座礁事故での
油流出による被害状況の確認です。
油に汚染された水鳥や海棲哺乳類がいないか、またそれらの漂着した死体を
採食しようとしている生き物はいないか、などなど。
今回の巡視では、どちらも確認することはありませんでした。
確認しなかった、という結果も大事な調査結果です。
水鳥が飛来している冬期間。
今後も引き続き、異常がないことを願いながら巡視を続けます。
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オジロワシ、オオワシ、トビ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
シロカモメ、ワシカモメ、シノリガモ、ホオジロガモ、スズガモ、
ウミアイサ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、
ハシブトガラス
(環境省:後藤)
第14回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ21羽
オジロワシ53羽
不明ワシ217羽
知床半島では例年ワシの飛来数が2月中旬にピークをむかえます。
ワシの多くは渡りを初めてしまったようで、今回の調査では
確認数が減りました。
それでも流氷上にいるワシなどは多く、
肉眼では流氷上の小さな黒ゴマのように見えますが、双眼鏡でのぞくと
ワシだということが分かります。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、ホオジロガモ、オナガガモ、カワアイサ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第13回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ215羽
オジロワシ106羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、ホオジロガモ、オナガガモ、カワアイサ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第12回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ237羽
オジロワシ146羽
ワシの飛来がピークに近いようです。
本日のカウントは384羽。
今シーズンもっとも多いカウント数です。
どうやらワシが留まりやすい木というのがあるようで、
そんな木には、写真のように集中しています。
まるで、ワシが生っているようですよね。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオハクチョウ、ホオジロガモ、カワアイサ、オオセグロカモメ、
セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、スズメ、ハシブトガラス、
ハシボソガラス、ワタリガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第11回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ95羽
オジロワシ41羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオハクチョウ、シノリガモ、ウミアイサ、スズガモ、アカゲラ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第10回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ31羽
オジロワシ41羽
根室海峡の流氷は、国後島側にはついているようですが、
羅臼沖はまだ見られていません。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:ハイタカ、オオハクチョウ、カワアイサ、ホオジロガモ、スズガモ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
カワガラス、ワタリガラス、ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第9回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ47羽
オジロワシ37羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、シノリガモ、スズガモ、ホオジロガモ、
カワアイサ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、
ワシカモメ、カワガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第8回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ33羽
オジロワシ44羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、シノリガモ、スズガモ、ホオジロガモ、
ウミアイサ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、
ワシカモメ、カワガラス、ハクセキレイ、ハシボソガラス、
ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ、ゴマフアザラシ
(環境省:後藤)
第7回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ40羽
オジロワシ52羽
漁でにぎわう漁港周辺には、網から外れた魚を狙うワシたちが
集まっています。
空を悠々と飛び回る姿も見ることができますよ。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオハクチョウ、ウミアイサ、シノリガモ、スズガモ、カワガラス、
ヒヨドリ、スズメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、
シロカモメ、ユリカモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第6回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ15羽
オジロワシ14羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、ホオジロガモ、シノリガモ、ウミアイサ、オオセグロカモメ、
セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、カワガラス、
ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第5回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ24羽
オジロワシ30羽
確認数が徐々に増えてきました。
写真は、オジロワシの若鳥です。
頭上すぐ上を悠々と飛んでいきました。
漁港方面へと向かったので、餌を探しに飛んで行ったのかもしれません。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、ハイタカ、ホオジロガモ、シノリガモ、ヒメウ、ウミアイサ、
オオハクチョウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、
ワシカモメ、ユリカモメ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第4回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ14羽
オジロワシ12羽
![]()
今日はゴマフアザラシを確認しました。
海面から顔を出している姿は、三角おむすびのよう。
注意して海を見ていれば、そんな可愛い三角おむすびが
見られるかもしれませんよ。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、ノスリ、オオハクチョウ、シノリガモ、ホオジロガモ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、スズメ
哺乳類:ゴマフアザラシ、エゾシカ
(環境省:後藤)
第3回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ12羽
オジロワシ12羽
今日は、猛禽類日和でした。
調査対象のオオワシ・オジロワシに加え、
クマタカ、ノスリ、ハヤブサ、トビと、猛禽類オンパレード。
写真はノスリです。
![]()
羽を広げたときの胸の帯と、羽の中間あたりの班がノスリの特徴です。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:クマタカ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、スズガモ、オオセグロカモメ、
ハシボソガラス、ウミネコ、ユリカモメ、ミヤマカケス、カワガラス、
ハクセキレイ
(環境省:後藤)
今年度第2回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ15羽
オジロワシ12羽
![]()
今日の調査ではオオワシ・オジロワシの他にクマタカも確認できました。
森林性の大型猛禽類です。
現在は、環境省レッドリスト絶滅危惧種ⅠB類にも指定され、
生息数が少ないことが心配される鳥の一種です。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、クマタカ、トビ、スズガモ、オオセグロカモメ、
シロカモメ、ミヤマカラス、ワタリガラス、ハシブトガラス、
ハシボソガラス、スズメ
(環境省:後藤)
毎年この時期になると行う調査があります。
それは、「オオワシ・オジロワシ飛来状況調査」。
(詳細は下記※を参照)
今年度初となる第1回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ3羽
オジロワシ3羽
今年もたくさんのワシたちが飛来してくるかな~。
楽しみです。
調査中の様子。
(写真は昨年のもの)
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、ホオジロガモ、スズガモ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
シロカモメ、ヒヨドリ、ハクセキレイ
※オオワシ・オジロワシ飛来状況調査とは…
11月中旬から4月上旬にかけて
知床に飛来するオオワシ・オジロワシの飛来状況を把握する調査を、
ウトロ・羅臼自然保護官事務所合同で行っています。
この調査は、ロシアなど北で夏を過ごし、冬になりエサを求めて南下してくるワシを数える調査です。
生息範囲が限られた彼らは希少な鳥類で、環境省は保護の取組を進めています。
この調査は、それらの基礎データになります。
また、定期的な観察は、怪我や病気などで衰弱した異常個体の早期発見にもつながります。
週1回、ウトロ・羅臼合同で行うこの調査。
湯ノ沢~羅臼川河口、於尋麻布漁港~相泊まで約35㎞の区間が羅臼側の担当です。
(環境省:後藤)
羅臼湖の巡視に行ってきました。
知床横断道路の紅葉は今が見頃です。特に、ウトロ側の羅臼湖バス停付近からの景色は赤・黄色がバランス良く混ざって、見応え十分の紅葉でした。
同じ標高帯にある羅臼湖の歩道も、今が紅葉のピークです。
ご都合の付く方はこの機会に足を伸ばしてみては如何でしょうか!?
![]()
知床横断道路の羅臼湖バス停付近から撮影
三の沼の紅葉
10月に入ると、路面凍結や積雪により横断道路が閉鎖されることがありますので、道路情報には注意を払う必要があります。規制情報は以下のページからご確認下さい。
↓北海道開発局 道路情報のページ↓
http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/kisei_kyo0101.htm
(環境省:木村)
3連休の最終日、紅葉狩りをしに羅臼岳に登ってきました。今回は羅臼から登り、ウトロへ降りる半島横断コースを選びました。
紅葉の最前線は現在、羅臼側(湯ノ沢口)で「第一の壁」付近、ウトロ側(岩尾別口)では「弥三吉水」付近が最も見頃を迎えていました。
「第一の壁」付近から撮影
山頂付近には雪も!
スリップ注意!!
山頂付近は既に雪が一度降っており、数日経った今も積雪が残っている状態で、気温もかなり低くなっています。紅葉登山はもう数日は楽しめますが、くれぐれも準備は万全に整えてから望みましょう!
道脇にはヒグマの糞も・・・。ハイマツの実をたっぷり食べたようで、近くに寄っても松ヤニの臭いしかしませんでした。最近、登山道でのヒグマの出没情報も相次いでいるようです。知床は、やっぱり油断できません。
(木村)
今年2回目の知床連山巡視に行ってきました。
お盆のシーズンということや、硫黄山口の開通も手伝って、
知床連山の縦走路はお客さんで賑わっていました。
二日間とも天候は崩れず、羅臼側では国後島と色丹島が、
ウトロ側では網走までくっきりと見える絶景ぶり・・。
私も10回ぐらいは縦走路を歩いていますが、一番の好天となりました。
羅臼側登山道の「お花畑」チングルマやツガザクラが満開
今年は例年に比べかなり遅くまで雪渓が残っていました。
縦走路水場の状況は以下の通りです。
■三ッ峰:水たまり程度。まもなく涸れそう
■サシルイ岳~ミクリ池の雪渓:約150mに渡って残っている。
9月頃まで汲めそうだった。
■二つ池:地の池手前の雪渓はやや残っているが、量は少ない。
(湖沼水は充分←※要煮沸)
■硫黄山第一火口:十分に残っています
三ッ峰の水場 事前の水くみが必要となりそうです。
サシルイ岳~ミクリ池の雪渓
(水場)
二つ池手前の雪渓(水場)
賑わう二つ池
皆さん携帯トイレを持参していました。普及の効果は少しずつ現れているんだなと実感しました。
【みられた植物】
イワギキョウ、イワブクロ、ミヤマアキノキリンソウ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、コエゾツガザクラ、タカネトウウチソウ、エゾツツジ、チングルマ、エゾオヤマリンドウ、メアカンキンバイ、メアカンフスマ、タカネタチツボスミレ、ナガボノシロワレモコウ、エゾカンゾウ、など
(環境省:木村)
羅臼岳の巡視に行ってきました。
今年は遅くまで雪渓が残っているせいで、
見られる高山植物も少し遅れて咲いているように感じます。
季節はまだ8月上旬ですが、既に日没は18:40程度となっています。
往復に11時間(標準タイム)程かかる羅臼側の登山道を登られる方は、時間に余裕を
持たせた計画を立てるようお願いします。
雪渓は現在、「お花畑」から「岩清水」へ向かう直登ルート上で約200mに渡って
残っています。普段案内している10-12本爪のアイゼンは必要ありませんが、
6本程度のアイゼンは持参した方が無難でしょう。
なお、「お花畑」から「羅臼平」に向かう場合は、もうアイゼンは必要ありません。
お花畑の分岐。そろそろチングルマやツガザクラの大群落が見頃を迎えるでしょう。
お花畑に残る雪渓を上から写したもの。
<羅臼岳で見られる花々>
ミヤマキノキリンソウ、ツルリンドウ、キリンソウ、ウツボグサ、ノリウツギ、ナガボノシロワレモコウ、イワギキョウ、イワブクロ、エゾシモツケ、エゾヒメクワガタ、チングルマ、エゾツツジ、エゾコザクラ、アオノツガザクラ、エゾノツガザクラ、コケモモ、ミネズオウ、メアカンキンバイ、ハクサンチドリ、チシマノキンバイソウ
(環境省:木村)
今日は、国立公園内のアメリカオニアザミの駆除を行いました。
アメリカオニアザミは、もともとヨーロッパ原産の花。
日本では、外来種です。
アメリカオニアザミは強靱な刺をもち、エゾシカも食べない上に、
高い繁殖力をもつので、ここ知床でも増え続けています。
相泊から先の半島先端部にも、一部に侵入が認められています。
これ以上の分布拡大を防ぐためにも、駆除作業が必要になります。
私たちの他にも林野庁の
グリーンサポートスタッフの方々が駆除作業を行っていますが、
アメリカオニアザミの再生力には毎回驚かされます。
この写真から分かりますか?
これは数週間前、根元から刈り取ったハズのアメリカオニアザミです。
けれど、根は残っているので、刈り取った脇から茎や葉が伸びています。
そしてさらに驚くことに、もう花をつけようとしているのです。
植物の再生する力は本当に力強いものだということを
改めて感じ、同時に生命力の強さも感じます。
しかし、これは外来種であるアメリカオニアザミ。
多様性に富んだ知床の自然環境保全のためにも、
外来種の繁殖はこれからも防いでいかなければなりません。
(環境省:後藤)
知床連山の縦走路巡視に行ってきました。
今年から硫黄山登山道が通れるようになったため、今までのように
硫黄山まで行って戻るのではなく、「縦走」が可能になりました。
巡視では登山道・利用状況の確認や、マナーの啓発、施設の点検や補修まで幅広く
見て回ります。今年は雪渓が遅くまで残っているため、テン場周辺での水場の確保
にはあまり苦労しなくて済むかもしれません。
硫黄山周辺ではシレトコスミレを始め、可憐な花々が高山帯を彩っていました。
※最近縦走路でのヒグマの目撃が相次いでいます。情報の収集や対策は万全に!
チングルマのお花畑と
三ッ峰、羅臼岳を望む
今が見頃のシレトコスミレ
ミネズオウ
メアカンキンバイ
イワブクロ
エゾコザクラに吸蜜する
エゾシロチョウ(?)
植物:エゾノキリンソウ、エゾイボタ、エゾシモツケ、イソツツジ、シレトコスミレ、メアカンキンバイ、イワブクロ、ウコンウツギ、コケモモ、シコタンハコベ、イワギキョウ、コマクサ、チングルマ、ハクサンチドリ、エゾカンゾウ、イワヒゲ、ミネズオウ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、コエゾツガザクラ、チシマノキンバイソウ、ゴゼンタチバナ、キバナシャクナゲ、エゾツツジ
動物:ヒグマ、シマリス、ビンズイ、ノゴマ、ギンザンマシコ、カヤクグリ、ウグイス、コマドリ、アオジ、ミソサザイ、ウソ、シジュウカラ、コゲラ、ツツドリ、ハシボソガラス
(環境省:木村)
今日は、7/3に山開きを控えた羅臼岳の登山道整備を行ってきました。
7月に入ってもまだまだ雪渓が残っている場所は登山道や道標も
出ていないため、ルートを誤って、遭難したり迷い込む危険があります。
そのため毎年この山開き前の時期に、こうしたトラブルが起きないよう、
対策を講じています。
屏風岩の雪渓では、迷い込みを防止するためのロープを設置しました。
また、岩清水コースと羅臼平コースの分岐周辺の雪渓には、ルートを示す
目印付きの杭を打ち込みました。
雪渓では10本以上の爪をもつアイゼンと、ピッケル又はストックが必要です。
また、雪渓上に限らず悪天候時はルートを見失いやすくなりますので、
正確な地図読みや雪上技術が必要になります。
また、クマスプレーや鈴は必ず携行するようにしてください。
クマスプレーはビジターセンターでレンタルすることもできますし、
事前にヒグマ対処法を身につけ、情報収集を行うようにしてください。
屏風岩の迷い込み防止ロープを設置しています。
<羅臼岳で見られたもの(声・痕跡含む)>
ほ乳類:ヒグマ(糞)
鳥類:コマドリ、エゾムシクイ、エゾセンニュウ、メボソムシクイ、
センダイムシクイツツドリ、ミソサザイ、ノゴマ、ウグイス、
ルリビタキ
植物:チシマフウロ、ミヤマハタザオ、ウツボグサ、ゴゼンタチバナ、
ハクサンチドリ、エゾスカシユリ、ツマトリソウ、エゾシモツケ、
ミヤマハンショウヅル、コケモモ、イソツツジ、オオヤマフスマ
(環境省:後藤)
道路の最終地点、相泊から約4㎞、岬方面の海岸線を歩いていくと
観音岩があり、観音岩を越えるとウナキベツ川が流れています。
今日の巡視は、主に知床岬や知床岳・知床沼への登山や海岸トレッキングに
訪れる人をカウントする利用者カウンターの管理と、
強靱な刺をもつアメリカオニアザミの分布拡大を防ぐための外来種駆除作業を
行いました。
海岸線では、多様な花が咲き始めています。
浜では紫色のハマエンドウや、岩場では風に揺れるミヤマオダマキなどが
見られます。
これから夏にかけて、色とりどりの花々を楽しむことが出来そうです。
ミヤマオダマキ
<相泊~観音岩で見られたもの(声・痕跡含む)>
鳥類:オオセグロカモメ、ウミウ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、
エゾムシクイ、エゾセンニュウ、センダイムシクイ、ミソサザイ、
ノゴマ、カワラヒワ、ハシボソガラス
植物:ハマエンドウ、オドリコソウ、カノコソウ、エゾモメンヅル、
エゾカンゾウ、チシマフウロ、ミヤマオダマキ、イワベンケイ、
エゾキケマン、シコタンタンポポ、エゾイヌナズナ、
ミヤマタニタデ、ウコンウツギ
(環境省:後藤)
■************■
羅臼側の「湯の沢口」※の歩道の情報です。
羅臼岳を登山する多くの方は、ウトロの「岩尾別登山口」を利用されていますので
お間違いのないよう注意して下さい。
■************■
●雪渓情報
泊場より先は雪渓が残っていますが、融雪によって踏み抜きの危険がありますので
注意して下さい。
全体的に積雪は平年並みですが、屏風岩の雪渓はかなり残っています。斜面も急なた
め、前爪がついた10本爪か12本爪のアイゼンが必要です。
●自然情報
野鳥:ツツドリ、ウグイス、ウソ、ミソサザイ、エゾムシクイ、カヤクグリ、
シジュウカラ、コゲラ、ゴジュウカラ、コマドリ、キセキレイ、ハヤブサ、
ノスリ、ノゴマ、アマツバメ
野草:ハクサンチドリ、ミヤマハタザオ、ミヤマオダマキ、ミヤマハンショウヅル
ゴゼンタチバナ、アイヌタチツボスミレ、ミヤマスミレ、ツボスミレ、
オオカメノキ、チシマザクラ、エゾシモツケ、ツマトリソウ、ミツバオウレ
ン、ギョウジャニンニク、セイヨウタンポポ、イソツツジ、コケモモ、
キバナシャクナゲ、ミネズオウ、イワウメ、エゾエンゴサク、マルバ
キンレイカ、エゾコザクラ、チシマフウロ
屏風岩の雪渓(アイゼン必携)
岩清水付近のキバナシャクナゲ
※「湯の沢口」は「岩尾別口」よりも歩道が安定していない他、行動時間も長いため
経験者向けの歩道と言えます。充分ゆとりをもった登山を心懸けてください。
(環境省:木村)
現在、熊越の滝周辺は、春紅葉が見頃を向かえています。
“春紅葉”ってご存じですか?
春紅葉というのは、春、紅葉のように赤や黄色などに見える新緑のことなんです。
でも、新緑や芽吹きというと、若草色を思い浮かべますよね。
ではなぜこの時期に新緑が赤や黄色に見えるのでしょう。
それはなぜか…というと、
芽吹いてすぐはしっかりと光合成が行えず、本格化するまでは葉緑素が
十分でないため緑色がまだ薄く、その木が持つ元来の色素(赤や黄)が見えて
しまうのだそうです。
今の時期しかみられない、淡くでも鮮やかな春の山。
とっても気持ちよく散策できる季節です。
エンレイソウ
<熊越の滝で見られたもの(声・痕跡含む)>
鳥類:メボソムシクイ、エゾセンニュウ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、
ウグイス、コマドリ、ハクセキレイ、コゲラ、イワツバメ、コガラ、
シジュウカラ、キビタキ、クロジ
ほ乳類::エゾシカ
植物:アイヌタチツボスミレ、ツボスミレ、イタヤカエデ、エンレイソウ、
エゾオオヤマハコベ、コミヤマカタバミ
(環境省:後藤)
本日は、羅臼岳の巡視に行ってきました。
とはいっても羅臼岳にはまだまだ残雪があるので、中腹までの巡視です。
残雪は、第一の壁付近より現れ始めます。
登山道脇では、雪解けから顔を出したエゾエンゴサクが
可憐な姿を見せてくれていました。
羅臼岳登山をお考えの方は、装備はもちろんのこと、
事前に羅臼ビジターセンターなどで情報収集をしてお越しくださいね。
7月上旬には、羅臼岳安全祈願祭が行われます。
植物:ネコノメソウの一種、ミヤマスミレ、アイヌタチツボスミレ、
コミヤマカタバミ、エゾエンゴサク、ミヤマハタザオ、
アブラナ科の一種、ヒメイチゲ、センボンヤリ
野鳥:ウグイス、エゾムシクイ、エゾセンニュウ、ヒガラ、シジュウカラ、
ミソサザイ、ツツドリ、クロジ
(環境省:後藤)
桜前線も、ようやく羅臼に到達。
現在羅臼では、エゾヤマザクラが満開を迎えています。
そんな桜を楽しみにしていたのは、私たち人間だけではないようです。
桜の蜜を吸おうと、マルハナバチたちが集まってきていました。
そんな中に、外来種セイヨウオオマルハナバチの姿が…。
羅臼では2007年に初確認されてから、捕獲数は年々増加。
2008年9月にはなんと知床岬先端でも確認されてしまいました。
外来種は、もともと日本に生息する在来種を脅かすだけでなく、
生きもの全体の生態系を崩し、様々な問題を引き起こします。
しかし、そんな外来種が日本にいるのは、
私たち人間が、人間の都合で連れてきたからなんです。
このセイヨウオオマルハナバチも、トマトやナスなどハウス栽培で
受粉作業をさせるために導入された、というわけです。
いつしか野外に逃げ出してしまったセイヨウ。
私たち人間が人間の都合で行ったことが、生態系を脅かすことに
つながってしまっています。
これ以上の分布拡大を防ぐため、私たちは外来種防除活動を行っています。
みなさんの周りでも、セイヨウオオマルハナバチが飛んでいるかもしれません。
黄色と黒のしま模様、白いお尻が特徴のセイヨウオオマルハナバチ
(環境省:後藤)
今日は、熊越の滝巡視に行ってきました。
連日の暖気に、目に見えるようなスピードで溶けていく雪。
知床の山肌もかなりあらわになってきました。
でも、熊越の滝歩道はまだ雪に覆われています。
一部歩道が出ているところもありますが、
入口で約80㎝、展望台付近も約50㎝の積雪。
長靴でも歩けますが、スノーシューがあれば装着をオススメします。
雪がゆるんでいる場所もありますので、
雪崩や踏み抜きには十分に注意してくださいね。
雪上になにやらたくさん散らばっています。
これ、エゾモモンガの食べ跡がついたトドマツの小枝なんです。
この小枝を器用に前肢で持って、カリカリしている姿を
想像するだけで、癒されますね。
<熊越の滝で見られたもの(声・痕跡含む)>
鳥類:ヤマゲラ、アカゲラ、イカルチドリ、ホオジロガモ、
キンクロハジロ、ゴジュウカラ、ヒガラ、シジュウカラ、モズ、
シマエナガ、キジバト、ミソサザイ、カワガラス、ハシブトガラス
ほ乳類:エゾモモンガ
(環境省:後藤)
今年度第19回目の羅臼側の調査結果です。
合計10羽
オオワシ1羽
オジロワシ9羽
一ヶ月前には500羽以上確認されていたワシ達も、
そのほとんどが繁殖地へと渡っていってしまい、
今確認できるワシのほとんどが、もともと知床で営巣している
個体となりました。
今回で、今シーズン最後の調査報告となります。
来年もたくさんのワシ達が、元気にまたこの知床に訪れてくれ
ることを願いながら…。
ワシのなる木?!
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、シノリガモ、ヒドリガモ、ウミアイサ、ヒメウ、
オオセグロカモメ、シロカモメ、カモメ、ハシブトガラス、
ハシボソガラス、ハクセキレイ、スズメ
(環境省:後藤)
今年度第15回目の羅臼側の調査結果です。
合計42羽
オオワシ12羽
オジロワシ25羽
不明ワシ5羽
先週行った調査では、調査始まって以来、過去最多数の確認でした。
今週の調査では、一気に確認数が減少しました。
越冬のため、北から飛来しているワシ達は、
再び繁殖地へと帰って行きます。
どうやらそんな時期が訪れたことを意味しているようです。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオハクチョウ6羽(羅臼川河口)、ホオジロガモ、スズガモ、
ウミアイサ、ヒメウ、オオセグロカモメ、シロカモモメ、ワシカモメ、
セグロカモメ、ハクセキレイ
(環境省:後藤)
3月、冬鳥が繁殖地へ向けて旅立ち始める季節になりました。
ワシも例外に漏れず移動を始める時期なのですが、今年はなぜか3月に入って
さらに増加しました。今週確認したワシの数はなんと533羽。
環境省が行っている羅臼側の調査では過去最多の記録となりました。
数が増えた本当の理由は分かりませんが、今年は流氷が多く、
漁師さんですら海に出られない状況が続いています。
やはり流氷の影響も大きいのでしょうか?
【今週(3/2)のワシ類飛来数】
■オオワシ 271羽
■オジロワシ 176羽
■不明ワシ※ 86羽
※流氷の上など、遠くにいて判別出来なかったワシの数
<調査中に見られた生き物>
トビ、オオハクチョウ6羽(羅臼川河口)、ホオジロガモ、コオリガモ、
ワタリガラス、スズガモ、ヒメウ、オオセグロカモメ、シロカモモメ、
ワシカモメ、セグロカモメ
(環境省:木村)
本日は、水鳥の飛来状況を調査しました。
羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港、相泊漁港では飛来しているカモ類を含め
水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線、各河川においても異常は確認されませんでした。
前夜からの風により根室海峡の流氷は岸から離れ、沖合に流氷帯が確認できる程度でした。
つい先日まで各港内を覆っていた流氷も殆ど無くなり、水面は氷泥で覆われていました。
水鳥たちは、流氷がなくなった岸近くの海岸線で、採餌をしたり
休息をしたりしています。
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、トビ、オオハクチョウ、スズガモ、
シノリガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、ヒメウ、オオセグロカモメ、
シロカモメ、ワシカモメ、ワタリガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
ほ乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
2/23の記事で、市街地付近のワシ類調査の結果をお知らせしましたが、
今回は羅臼側の道路の終点に位置する相泊から、半島先端部方向に向かって
徒歩で行っている調査(3km程度の区間)の結果をお知らせします。
相泊以北には道路もなく、ワシに対する人為的な影響が他の地域よりも小さいため、
冬でも漁業が行われる、市街地周辺との違いを調べるのに適しています。
海岸部には基本的に積雪がありますが、一部雪のない場所もありました。
■調査結果
・今回は流氷が沖に流されていたせいか、前回の調査よりもかなり少なくなりました(前回:2月4日は11羽)。※流氷があると樹上と流氷上に分散してしまいます。
オオワシ成鳥1羽
<調査中に見られた生き物>
シノリガモ、ヒメウ、オオセグロカモメ、シロカモメ
※野鳥観察、スキーヤーの皆さま
最近は雪も降らず暖かい日が続く傾向にあるので、雪崩の危険性が高まっています。
相泊よりも先のエリアに進む方は、事前にルサフィールドハウスで情報収集を
行うことを強くおすすめします。
(環境省 木村)
先週のワシ調査の結果をアップし忘れたので、2回分の結果をお知らせします。
ワシの飛来数は現在がピークで、町中のいたる場所で観察できます。
今年は流氷の当たり年というのもあってか観察に訪れる人も例年より多く感じます。
流氷と国後島をバックにワシやアザラシなどの海獣類を観察できるチャンスが
あちこちに・・・。
まだまだ寒い日が続きますが、冬の自然観察は今がホットですよっ!
普段あまり見られないクマタカの姿も・・。
【先週(2/16)のワシ類飛来数】 合計269羽
■オオワシ 113羽
■オジロワシ110羽
■不明ワシ※ 46羽
※流氷の上など、遠くにいて判別出来なかったワシの数
【今週(2/23)のワシ類飛来数】合計388羽
■オオワシ 145羽
■オジロワシ 57羽
■不明ワシ 186羽
<調査中に見られた生き物>
クマタカ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホオジロガモ、スズガモ
ヒメウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、カモメ、スズメ、
カワガラス、エゾシカ
************
自然観察の後は羅臼VCにもどうぞ!
再び噴気を始めた間欠泉や、クリオネの展示も楽しめますよ♪
************
(環境省 木村)
本日は、水鳥の飛来状況を確認しました。
羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港、相泊漁港では飛来しているカモ類を含め
水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線、各河川においても異常は確認されませんでした。
根室海峡には流氷で埋め尽くされ、ルサ周辺以外の
各漁港や海岸線は流氷が密接していました。
水鳥たちは、流氷がなく、風をしのげる漁港内に待避しているようです。
シノリガモ
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、オナガガモ、スズガモ、シノリガモ、
ヒメウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、
ハシボソガラス、ハシブトガラス
(環境省:後藤)
熊越の滝の近くにある砂防ダムで、水鳥の飛来状況を確認してきました。
雪がたくさん積もっているので、スノーシューかスキーが必要です。
最近は道東でも鳥インフルエンザが発生しているので、
周辺地域の野鳥の飛来状況については特に気をつかっています。
春へ向かうにつれて野鳥も移動するので、定期的な巡視を続けたいと思います。
<熊越の滝付近で見られたもの>
ホオジロガモ、オナガガモ、ヤマセミ、カワガラス
(環境省:木村)
「流氷が久しぶりに沢山やってきた」と思っていても、流氷の漂着は風任せ。
目の前の海が流氷で埋め尽くされていても、次の日には何もない・・
一日でこんなに動くんだなぁと思うとともに、風の力の凄さを改めて実感します。
*****
さて、今回はワシの飛来情報をお知らせします。2月は羅臼で1番ワシが観察しやす
い時期です。町中の木々や港の中など、眼光鋭いワシ達が獲物を狙っているのを間近
で観察できるのはこの時期ならではと言えます。もちろん観光船に乗ればもっと沢山
のワシ達と出会えるでしょう。
■調査結果
オオワシ64羽
オジロワシ44羽
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オナガガモ、スズガモ、シノリガモ、セグロカモメ、ハシブトガラス、ヒメウ、オオハクチョウ5羽(羅臼川)、オオセグロカモメ、カワアイサ、ホオジロガモ、ワシカモメ、シロカモメ、ワタリガラス
哺乳類:ゴマフアザラシ7、エゾシカ(於尋麻布~ルサ右岸:3頭、ルサ左岸~相泊:25頭)、キタキツネ
(環境省:木村)
本日も水鳥の飛来状況を確認しました。
羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港、相泊漁港では飛来しているカモ類を含め
水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線、各河川においても異常は確認されませんでした。
各地で鳥インフルエンザが発生していることに伴い、
羅臼自然保護官事務所でも巡視を強化しているところです。
愛嬌のある野鳥につい近づきたくなってしまうかもしれませんが、
靴底に糞がついてしまい知らぬ間に拡げてしまう、ということも考えられますので、
そっと遠くから見守り、餌やりなどは控えていただくようお願いします。
また、衰弱したり死亡した鳥を発見したときは、
絶対に触ったりせず、地方自治体等への連絡をお願いします。
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オジロワシ、オオハクチョウ、シノリガモ、スズガモ、オナガガモ、
ホオジロガモ、コオリガモ、カワアイサ、ウミアイサ、ヒメウ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、カモメ
(環境省:後藤)
水鳥の飛来状況を確認しました。
於尋麻布漁港、麻布漁港、羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港では
飛来しているカモ類を含め水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線、各河川においても異常は確認されませんでした。
万が一、衰弱していたり死亡している鳥をみつけたら、
むやみに近づいたり触ったりせず、地方自治体等への連絡をお願いします。
<於尋麻布~北浜で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、オオハクチョウ、オナガガモ、シノリガモ、
スズガモ、ホオジロガモ、コオリガモ、ヒメウ、ウミアイサ、カワアイサ、
ウミスズメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ、
カワガラス、ハシブトガラス
(環境省:後藤)
相泊方面の巡視中に・・・ついに発見しました。
そう、羅臼にも流氷がやって来たのです。
例年羅臼では2月くらいにならないと流氷はやって来ませんが、
今年はうまい具合に風が味方して、早くに運んできたようです。
霧で鮮明には見えませんでしたが、中にはオオワシが留まっている
氷もありましたよ。
中央付近の白い筋が流氷です。
瀬石の滝くらいから確認できました。
明日はどこまでやってくるかな!?
<羅臼~相泊で見られたもの>
鳥類:オオハクチョウ5羽(羅臼川)、オナガガモ、カワアイサ、シノリガモ、カワガラス、コオリガモ、スズガモ、ホオジロガモ、ヒメウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、オオワシ、オジロワシ
(環境省:木村)
熊越の滝へ巡視に行ってきました。
今年の道東は日本海側に比べて雪が少ないのですが、それでも熊越の滝周辺は60cm
くらいの積雪がありました。運動不足になりがちな冬はスノーシューで、自然観察
すると良い運動になるかもしれませんね。
この日は、アカゲラやミヤマカケス、ホオジロガモ、マガモなどを観察することが
出来ました。
(環境省:木村)
第8回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ51羽
オジロワシ57羽
前回調査の総確認数は21羽。
今回の総確認数は、前回の約5倍にまでなりました。
なぜ一週間で急激に増えたのでしょう。
それは、どうやら今月8日から始まったスケトウダラ漁に
関係があるようです。
刺網の巻き上げからはずれ浮遊する魚が捕りやすい餌となるようです。
また、この時期の時化や流氷が(ただいま南下中。まだ知床に到達していません)、
多くの魚や海獣類を運び、それらも重要な餌資源となっているようです。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオハクチョウ4羽(羅臼川河口)、ホオジロガモ、ウミアイサ、
シノリガモ、スズガモ、ヒメウ、スズメ
ほ乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
第7回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ13羽
オジロワシ8羽
調査を行っていると、オオワシやオジロワシ以外にも
様々な鳥に出会います。
過去の調査でも確認していましたが、
今回とても近い距離でクマタカを観察することができました。
鳥は、幼鳥→若鳥→成鳥と成長段階にあわせて羽の色が変化します。
また、種によっては羽の色の違いで雌雄も分かります。
この個体は羽の色から、
ほとんど成鳥に近い若鳥のようだということがわかります。
クマタカは雌雄ほぼ同色なので、この個体が雄か雌かは分かりません。
鳥を観察するときその種類だけでなく、その鳥の年齢や雌雄なども観察できると
見方も増え、観察がより一層楽しめますよ。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:クマタカ、トビ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
ワシカモメ、シロカモメ、オオハクチョウ、シノリガモ、ヒメウ、
ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
(環境省:後藤)
第6回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ13羽
オジロワシ20羽
今日は、礼文町ソスケ沢付近からトドの群れを見ることができました。
千島列島などで繁殖しているトドは、
冬、餌をもとめて北海道などにやってきます。
羅臼でも11月頃から5月頃まで観察することができます。
陸から比較的近い沖合を泳ぐことがあるので、
運よく出会いのチャンスに恵まれることがあるかもしれませんよ。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:クマタカ、トビ、ヒメウ、シノリガモ、スズガモ、
オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、
ツグミ、スズメ、ミヤマカケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス
哺乳類:トド、エゾシカ
(環境省:後藤)
現在の熊越の滝歩道の積雪は40㎝ほど。
膝下くらいまであります。
散策には、スノーシューがあると歩きやすいでしょう。
「だれの足跡かなぁ」なんて、
雪面についた動物の足跡などを観察しながら歩いたり…
この時期の散策も楽しいですよ。
<熊越の滝で見られたもの>
鳥類:オジロワシ(成鳥1羽)、ホオジロガモ、マガモ、
コガモ、カワガラス、ハシボソガラス
(環境省:後藤)
第5回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ6羽
オジロワシ17羽
昨日雪が降り、市街から見える羅臼岳は真っ白になりました。
今日は気温も低く、朝は-10℃でした。
羅臼にお越しの際は、路面凍結など車の運転に十分な注意が必要です。
シロザケを捕食したオジロワシ
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:クマタカ、オオタカ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、
シロカモメ、ワシカモメ、ユリカモメ、トビ、シノリガモ、ホオジロガモ、
ヒメウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
この時期、河川や海岸線では
カモ類の姿を見ることができます。
その多くは日本より北の地方から、冬鳥として日本に渡ってきます。
日本で冬を越し、春、再び繁殖のために北へと帰って行きます。
熊越の滝周辺でもそんなカモたちの
餌を捕ったり、羽を休めたりしている姿が観察できます。
観察するときは、双眼鏡を使うなどして、
カモたちを驚かせたりストレスを与えたりすることはしないよう、
注意してくださいね。
090108撮影 カワアイサ
<熊越の滝で見られたもの>
鳥類:カワアイサ、ホオジロガモ、マガモ、コガモ、
アオシギ、カワガラス、ゴジュウカラ、ハシボソガラス
ほ乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
今日は観音岩方面で海岸線ワシ飛来状況調査を行いました。
観音岩は、道道87号知床公園羅臼線の終点相泊から約5㎞のところにあります。
海岸線を歩いて観音岩まで向かう間に確認できるワシの状況を調査しています。
今年度第1回目の調査結果です。
オオワシ4羽
オジロワシ1羽
海岸線の様子
<相泊~観音岩で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、ヒメウ、ウミアイサ、シノリガモ、
オオセグロカモメ、ハシボソガラス
(環境省:後藤)
第4回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ2羽
オジロワシ12羽
今日は雪が降り、うっすら積もっています。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:クマタカ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ
、シノリガモ、ヒメウ
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
巡視目的の一つでもある水鳥の飛来状況を確認しました。
羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港、相泊漁港では飛来しているカモ類を含め
水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線、各河川においても異常は確認されませんでした。
海岸線ではたくさんのカモメ類を見ることができます。
「カモメ類」といってもたくさんの種類がいるのをご存じですか?
現在の羅臼でも、少なくても5~6種類は見られます。
なかなか見分けるのは難しいカモメたちですが、
羽の色や足の色、くちばしの色など
細かい所をみていくと、ほら、違いが見えてくる…かも。
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オジロワシ、オオワシ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、
シロカモメ、ウミネコ、スズガモ、シノリガモ、ヒメウ
(環境省:後藤)
第3回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ7羽
オジロワシ8羽
徐々に確認できるワシの数が増えてきました。
どんなことを語り合っているのでしょうね。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、
ワシカモメ、ウミネコ、ユリカモメ、ヒメウ、カワアイサ、
シノリガモ、スズガモ、ホオジロガモ
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
本日は湯ノ沢~相泊間の巡視を行いました。
巡視目的の一つでもある水鳥の飛来状況を確認しました。
羅臼漁港、オッカバケ漁港、知円別漁港、相泊漁港では飛来しているカモ類を含め
水鳥に異常は確認されませんでした。
また、その他海岸線においても異常は確認されませんでした。
岩の上で休息するヒメウ
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、トビ、シノリガモ、スズガモ、ウミアイサ、
ヒメウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、ウミネコ、
ユリカモメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
(環境省:後藤)
今年度第2回目の調査結果(羅臼側)です。
オオワシ4羽
オジロワシ3羽
夏、ロシア東部を中心に過ごしていたオオワシは
9月頃から南下し始め、知床半島を通過し、国後島へ渡ります。
1月頃、再び知床へ飛来し、越冬します。
そんな国後島への「渡り」が、特にウトロ側で多く確認されているようですよ。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、クマタカ、トビ、ユリカモメ、ワシカモメ、スズガモ、ヒメウ、シノリガモ
(環境省:後藤)
本日は湯ノ沢~相泊間の巡視を行いました。
巡視目的の一つでもある水鳥の飛来状況に異常は確認されませんでした。
相泊巡視では知床鳥獣保護区の巡視も併せて行っていますが、
セセキ温泉付近に設置されている制札が倒れていたため、
今回、新しい支柱に設置し直しました。
徐々に気温が下がり、冷え込んできました。
道路状況を把握し、車の運転にはくれぐれもお気を付け下さい。
<湯ノ沢~相泊で見られたもの>
鳥類:オオワシ、オジロワシ、
ハイタカ?、スズガモ、シノリガモ、オオセグロカモメ、シロカモメ
(環境省:後藤)
1月中旬から4月上旬にかけて
知床に飛来するオオワシ・オジロワシの飛来状況を把握する調査を、
ウトロ・羅臼自然保護官事務所合同で行っています。
この調査は、ロシアなど北で夏を過ごし、冬になりエサを求めて南下してくるワシを数える調査です。
生息範囲が限られた彼らは希少な鳥類で、環境省は保護の取組を進めています。
この調査は、それらの基礎データになります。
また、定期的な観察は、怪我や病気などで衰弱した異常個体の早期発見にもつながります。
週1回、ウトロ・羅臼合同で行うこの調査。
湯ノ沢~羅臼川河口、於尋麻布漁港~相泊まで約35㎞の区間が羅臼自然保護官事務所の担当です。
今年度初となる第1回目の羅臼側の調査結果です。
オオワシ0羽
オジロワシ7羽
飛来する姿が確認できるようになってきました。
調査を行っている様子です。
<於尋麻布~相泊で見られたもの>
鳥類:トビ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、 ウミネコ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、エゾアカゲラ♂、スズガモ、
シノリガモ、ヒメウ、カワガラス
哺乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
今回の巡視の主な目的は、水鳥飛来状況の調査です。
この時期、熊越の滝にはカモの仲間が飛んできています。
さて、何しにくるのでしょう??
それは、日本で冬を越しにくるのです。
主に日本より北の国から渡ってきて、日本で冬を過ごし、
冬が終わると、繁殖のために再び北の国へ飛んでいくのです。
その中に、カモなどの水鳥がいます。
そして、主にその水鳥が保有していることがあるのが、
「鳥インフルエンザウィルス」。
近年、高い病原性をもたらす「高病原性鳥インフルエンザウィルス」は
日本各地でも問題となっています。
その発生を防ぐため、さまざまな対策がされていますが、
私たちも、日頃から飛来してくる鳥達に
異常がないかを確認する調査を行っています。
今回の調査では異常は見られませんでした。
野生の鳥が死んでいてもすぐに「鳥インフルエンザ」を疑う必要はありませんが、
みなさんの周りで万が一、同じ場所でたくさんの鳥が死亡していたら、
すぐに近くの都道府県または市町村役場にご連絡をお願いします。
また、死亡個体には絶対に素手で触ったりしないようにしてくださいね。
<熊越の滝で見られたもの>
鳥類:カワアイサ、スズガモ、カイツブリ?、コガモ、
オジロワシ(成鳥1羽)、オオタカ?、エゾオオアカゲラ♂、
ヤマセミ、ヒガラ、シマエナガ、カワガラス
ほ乳類:エゾシカ
(環境省:後藤)
今日の主な目的は、利用者カウンターの撤去です。
この利用者カウンターは、5月の設置から約半年間、先端部地区へ訪れる人々のカウントをしていました。このデータは知床岬や知床岳など、先端部に自然体験に訪れる人々の利用状況を把握するために行っています。
また、先端部が適正に利用されるためのルール作りにも役立てられています。
これからもずっと適正な利用のもと、知床の原生的な自然を感動的に体験できる場所であってほしいと思います。
<海岸線で見られたもの>
鳥類:オジロワシ(成鳥1羽)、クマタカ、オオセグロカモメ、ウミネコ、
ヒメウ、シノリガモ、スズガモ、アトリ、ハクセキレイ、カワガラス
(環境省:後藤)
昨日(30日)、ビジターセンター宛に町民の方から連絡が入り
現場へ駆けつけると、海上にプカプカ浮かぶものが…。
それは、シャチでした。
この個体はメスで、体重はなんと2.4t。体長は約5.5メートルもありました。
クレーンでつり上げ、大型トラックに乗せて搬送、と、すべて大がかり。
なぜ死んでしまったのか、理由はまだよくわかりません。
生き続けられなかったのは、生き物としてとても残念なことですが
漂着した海獣類の個体は私たち人間にとっては、貴重なデータにも成り得ます。
このシャチは、この後、研究者の方々の手によって
計測、解体、サンプリング(必要な体の部分を採取し、分析)され、
シャチの生態を知る上での大事な記録として、残されていきます。
羅臼へ立ち寄ってくれて、ありがとう。
ある日の午前中のこと。
ビジターセンターの方から思わぬ言葉を耳にしました。
「センターの芝生にシロザケが落ちているんだけど・・・何か知ってる?」
いったい何のことだろうと不思議に思いましたが、見に行ってみると、確かにシロザ
ケが落ちていました。何者かに食べられたのか既に頭は無くなっています。
ビジターセンターの近くには川が流れており、サケも遡上しますが、川からは数十メ
ートルは離れています。いくらたくましいシロザケでも陸上までは登らないので、き
っと動物が運んだのでしょう。
にしても、シロザケと言えば少なくとも3キロはあるし、
犯人はもしやヒグマ・・・・!?
胴体部分はそのまま残されているから、満腹になったのか、はたまた面倒になって放
棄したのか、真偽の程は不明です。
このまま放っておくと本当にヒグマが寄りつく可能性もあったため、綺麗さっぱり回
収しておきました。
今年度最後(!?)となる羅臼岳巡視に行ってきました。
今回の主な目的は、迷い込み防止の目的で設置していたロープを回収することです。
これはロープがあった「屏風岩」が急傾斜の谷に位置しているため、冬の間に雪の
重みや雪崩で切れてしまうためです。
作業が終了して帰ろうと思った矢先、目の前に白っぽい物が浮遊しています。雪虫か
枯れ葉かな?と一瞬考えましたが、すぐに雪であることが分かりました。その後雪は
風と共に勢いを増し、しばらくの間本降りの状態が続きました。
あと少しの間は登山可能だと思いますが、無理な登山は控えるようお願いします。
〈羅臼岳で見られたもの〉
哺乳類:エゾシカ、ヒグマ(糞)
鳥類:エゾライチョウ、ウソ、ゴジュウカラ、ハギマシコ、アトリ、ツグミ、ハシボ
ソガラス
(環境省:木村)
紅葉の色鮮やかな葉も徐々に落ち始め、冬に近づいています。
でも暖かい日が差す日中には、マルハナバチはエサを探して飛んでいます。
今回羅臼町内で行ったセイヨウオオマルハナバチ防除巡視でも、3頭を捕獲しました。
今回捕獲した中に、オスバチがいました。
さて、オスバチとメスバチの違いはどこにあるでしょう。
大きさはあまり変わりませんよね。
女王バチや働きバチはすべてメス、というのはご存じでしょうか。
また、メスバチには針がありますが、オスバチに針はありません。
それ以外にも、後ろ脚の「脛節(けいせつ)」という部位の形状が
よく見るとオスとメスでは違うようです。
こういった細かい形状の違いからも、オスとメスが見分けられます。
またその違いから、生活様式や役割などに違いがあるということも分かります。
今回は、セイヨウオオマルハナバチの他に、ホソバウンランという
外来植物の駆除も行いました。
次の世代の種が残らないよう、そしてこれ以上の拡大を防ぐため、
引き続き駆除と監視を続けていきます。
<羅臼町内で見られたもの>
鳥類:オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメ、ウミウ、シノリガモ、
カワガラス、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
植物:[在来]エゾオグルマ、ヤマハハコ、コウゾリナ、ナギナタコウジュ
[外来]アメリカオニアザミ、セイヨウノコギリソウ、ムラサキツメクサ、
シロツメクサ、ヒメジョオン、フランスギク、セイヨウタンポポ、
ヨモギギク、ユウゼンギク、ホソバウンラン
昆虫:[在来]エゾオオマルハナバチ、シュレンクマルハナバチ
[外来]セイヨウオオマルハナバチ
(環境省:後藤)
野付半島の巡視に行ってきました。標高が低いため、秋の草花やアッケシソウがまだ残っていますし、一面に広がるススキもちょうど見頃ですよ。
普段は知床の巡視が中心ですが、秋になって水鳥が渡ってくる季節になると、知床半島の基部方面に位置する、野付半島の鳥獣保護区巡視にも力を入れています。巡視頻度を上げる理由としては、野鳥などの間で病気が蔓延するのを事前に防ぐ意味や、鳥獣保護区看板の破損確認(野付は強風が吹きます)また、まずありませんが、鳥獣保護区内で密猟が起きていないか・・などの見回りも兼ねています。
ちょっと話が堅くなりましたが、一年を通して気軽に野鳥や草花、美しい景色が見られる野付半島は常にオススメ出来るスポットと言えましょう。北海道をドライブする方は是非足をのばしてみてください。
半島の基部付近で撮影したススキ草原。7月はエゾカンゾウ、8月上旬はノハナショウブが同じく視界一面に広がる、写真スポットです。
〈野付半島でみられたもの〉
鳥類: トビ、ハシビロガモ、アオサギ、オナガガモ、スズガモ、マガモ、ハヤブサ?、タンチョウ成鳥4羽、オジロワシ3羽、ウミウ、ベニマシコ、ユリカモメ
植物:エゾカワラナデシコ、コウゾリナ、ハマナス(花、実)、ハチジョウナ(外来)、ヤナギタンポポ、エゾフウロ、エゾオグルマ、アッケシソウ、イヌゴマ、ススキ、シロツメクサ(外来)、ムラサキツメクサ(外来)
(環境省:木村)
セイヨウオオマルハナバチってご存じですか?
丸くて毛がふさふさしているマルハナバチの仲間ですが、
セイヨウオオマルハナバチは外来種です。
とても力が強いセイヨウオオマルハナバチは、営巣場所やエサとなる花の競争で
日本在来のマルハナバチを負かしてしまいます。
また、日本在来のマルハナバチとの交雑や、外来の寄生生物の持ち込みなども
心配されています。
私たちは、これ以上セイヨウが増えないように普段から防除活動をしていますが、
特にこの時期のセイヨウ捕獲には力をいれています。
秋には、来年春、冬眠から目覚めて卵を産む新女王バチが飛び回っているからです。
新女王バチ1頭を捕獲すれば、来年の春生まれるであろう数千頭の働きバチと
100頭の女王バチの出現をおさえることができます。
みなさんの周りでもセイヨウオオマルハナバチが飛んでいるかもしれません。
セイヨウオオマルハナバチは白いおしりが特徴です。
<羅臼町内で見られたもの>
植物:[在来種]エゾオグルマ、ヤマハハコ、コウゾリナ、ナギナタコウジュ
[外来種]アメリカオニアザミ、セイヨウノコギリソウ、ムラサキツメクサ、
シロツメクサ、ヒメジョオン、フランスギク、セイヨウタンポポ
ヨモギギク、ユウゼンギク
鳥類:オオセグロカモメ、ウミネコ、ウミウ、シノリガモ、カワガラス、
シマエナガ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
昆虫:エゾオオマルハナバチ
(環境省:後藤)
すっかり秋めいてきました。
羅臼湖の紅葉は、これから見頃をむかえます。
24日に初冠雪が確認された羅臼岳。
三の沼に映る「逆さ羅臼岳」にもうっすらと雪が積もっています。
冬がすぐそこまできていることを知らせてくれました。
冬へむけた準備も急がなくてはいけませんね。木道の上に散らばっていたのはハイマツの実。どうやら、冬眠のためにたくさん栄養をつけたいシマリスが、食事をしていたようです。
三の沼に映る「逆さ羅臼岳」
食べあとのあるハイマツの実
<羅臼湖で見られたもの>
鳥類:オジロワシ、トビ、ヒガラ、シマエナガ
植物:ミヤマアキノキリンソウ、ナナカマド(実)、ツルリンドウ(実)、
ゴゼンタチバナ(実)、ハイマツ(実)
両生類:エゾアカガエル
(環境省:後藤)
どこまでも青空が広がり、スカっとするような秋晴れのこの日。
羅臼岳巡視に行ってきました。
下界では残暑の日差しに汗ばんでいましたが、山の上では秋の気配が感じられましたよ。
これから徐々に木々の色づきは濃くなりはじめます。
山登りをされる方は、防寒着の準備をお忘れなく。
ガンコウランとコケモモの果実
羅臼岳から見る知床連山[三ッ峰(手前)から硫黄山(左奧)]
〈羅臼岳で見られたもの〉
植物:ミヤマアキノキリンソウ、ハナイカリ、エゾオヤマリンドウ、
イワギキョウ、イワヒゲ、ミツバオウレン、カラフトブシ、
ミソガワソウ、アオノツガザクラ、エゾノツガザクラ、コケモモ、
ガンコウラン、ヨツバヒヨドリ、ハンゴンソウ、ツルリンドウ
鳥類:オジロワシ(成鳥1羽)、ノスリ、カヤクグリ、シジュウカラ、
ウソ、コゲラ、アマツバメ、ハシブトガラス
(環境省:後藤)
羅臼に珍しく残暑厳しいこの日、観音岩とウナキベツ川に設置してある
利用者カウンターの点検に行ってきました。
日差しはまだ厳しいですが、海岸線に咲く花や、オレンジ色に変わり始めたイタドリの葉が、羅臼に訪れた初秋を感じさせてくれました。
河口では、水面を揺らす黒い影。
ふるさとの川に帰ってきたマスたちが、河口で川の水に体を慣らし、一気に遡上する
頃合いを見計らっています。
そんな海からの恵みを待っているのは、私たち人間だけではありませんよね。
そう、ヒグマです。
冬に備えて栄養を蓄えようと、サケ・マスの遡上を狙っています。
そんなヒグマとばったりと遭遇しないよう、事前にヒグマへの対処法や情報を十分に得るようにしましょう。
海岸線
エゾノコギリソウ
〈観音岩・ウナキベツ海岸線で見られたもの〉
鳥類:オオセグロカモメ、ウミネコ、ウミウ、シノリガモ、イソヒヨドリ、
ハクセキレイ、カワガラス
植物:ミツバベンケイソウ、エゾオグルマ、ミヤマタニタデ、ミソガワソウ、
エゾノコギリソウ、キンミズヒキ、キツリフネ、トリカブトsp.、
ダイモンジソウ、ナガボノシロワレモコウ、クサフジ
(環境省:後藤)
羅臼湖の巡視に行ってきました。
花々は夏の花から秋の花へと移り変わっていました。
特に3の沼ではウメバチソウが沢山見られます。

ウメバチソウ
〈羅臼湖で見られたもの〉
哺乳類:エゾシカ(枯れ沢で1頭)
両生類:エゾアカガエル、アマガエル
植物:エゾオヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、サワギキョウ、
ハンゴンソウ、ウメバチソウ
羅臼岳登山道の巡視に行きました。登山道の花はそろそろ秋の花に移り変わってきています。但し、いくら涼しい北海道とはいえ、晴れた日の登山には熱中症対策がまだ必要です。飲み水を多めに持って行くだけでなく、塩分も忘れずに持ちましょう!

ツルリンソウ
〈羅臼岳登山道で見られた物〉
植物:ハナイカリ、キリンソウ、ヨツバヒヨドリ、ミヤマアキノキリンソウ、ウツボグサ、ナガボノシロワレモコウ、ミソガワソウ、ナガバキタアザミ、チシマセンブリ、ツルリンドウ
(環境省:木村)
観音岩方面の巡視を行いました。
天候が良く海岸に咲いていた花には沢山のチョウが集まっていました。

エゾオグルマに集まったミヤマカラスアゲハ
〈観音岩で見られた物〉
植物:エゾオグルマ、ハマエンドウ、クサフジ、ヨツバヒヨドリ、キリンソウ、
ミヤマタニタデ、ノリウツギ、モイワシャジン、ナガボノシロワレモコウ、エゾノコ
ギリソウ、ダイモンジソウ、ムラサキベンケイソウ、シロヨモギ、ナガバキタアザ
ミ、キンミズヒキ、ヤマハハコ
鳥類:ウミウ、イワツバメ、オオセグロカモメ
昆虫:ミヤマカラスアゲハ他、多数乱舞
(環境省:木村)
暑い日が続いていますね。
こんなときは、気軽に歩ける「熊越の滝」がオススメです。
セミや鳥の鳴き声を聞きながら、のんびりと草花や昆虫を観察し、
滝のマイナスイオンを身体に浴びれば、暑い日も気持ちよく過ごせますよ。
先日、羅臼町役場、知床財団ボランティア、羅臼自然保護官事務所協同で
歩道の整備が行われました。自然を満喫しながら、少~しだけ歩道の様子に
目を向けてみてくださいね。
草刈りがされた歩道
雨のあとなどは木道が滑りやすくなります。
足を滑らせないよう、横板が設置されました。
〈熊越の滝で見られたもの〉
鳥類:キンクロハジロ、イワツバメ
植物:ノリウツギ、キツリフネ、バイカモ、ミミコウモリ、ヨツバヒヨドリ、
ハンゴンソウ、ミソガワソウ、ミソホオズキ、ネジバナ
(環境省:後藤)
知床連山の巡視に行ってきました。道東では滅多にない暑さ(下界で35℃)を記録した日で、山に登っていて熱中症になりそうでした。
この巡視は夏休み中に知床の山でどれだけ人が登っているか、適切な利用(ヒグマ関係、携帯トイレの普及・啓発、トイレ紙の回収など)がされているか、などについて調査します。
知床の山に咲く花々は秋の花へと移ろっていましたが、茹だるような暑さの元、風に揺れる草花が暑さを紛らわしてくれました。

三峰から望む羅臼岳

イワギキョウ

タカネトウウチソウ
観音岩の巡視に行ってきました。海岸線に立ち並ぶ番屋の前は、採ってきたばかりの昆布を干す漁師さんやその家族の姿があり、活気に満ちあふれていました。また草花も多く花を咲かせていて、まさに夏真っ盛りと言った様子でした。

林内に目をやるとちょうどコエゾゼミが羽化しているところでした。
〈観音岩までの海岸で見られたもの〉
植物:コウゾリナ、ヨツバヒヨドリ、エゾオグルマ、トウゲブキ、カノコソウ、エゾモメンヅル、ハマエンドウ、エゾノカワラマツバ、ハマナス、オドリコソウ、キリンソウ、シコタンハコベ、クサフジ、モイワシャジン、ナガボノシロワレモコウ、エゾカワラナデシコ、イブキトラノオ、オニシモツケ、ナガバキタアザミ、キンミズヒキ、ミヤマタニタデ、ダイモンジソウ、オオダイコンソウ、キツリフネ、エゾノコギリソウ、サワアザミ?、ミゾホオヅキ
鳥類:オオセグロカモメ、イソヒヨドリ♀、ハシブトガラス、ハクセキレイ、ハヤブサ、オジロワシ成鳥2羽
(環境省:木村)
熊越の滝巡視を行いました。
滝の下の流れに生えるバイカモの花は今が見頃で、熊越の滝も水量が多く見応えがあります。
天気が良い日は、一日中ダラダラしたくなるような気持ちの良い場所ですが、あんまりのんびりしていると、ヒグマとばったり出くわすこともあるかもしれません。油断は禁物です。熊鈴やビジターセンターで借りられるクマスプレーの携行を心懸けましょう。

バイカモ(←ウメの花に似ていることに由来:梅花藻)

轟々と音を立てて流れる熊越の滝
〈熊越の滝で見られたもの〉
植物:バイカモ、キツネノボタン、ウツボグサ、ミヤマタニタデ、ヨツバヒヨドリ、コバノイチヤクソウ
(環境省:木村)
7月4日(日)に山開きをむかえる羅臼岳。
登山者が増加する山開きを前に、今回は登山道の維持管理作業を行ってきました。
羅臼側の登山道では、屏風岩からお花畑にかけて雪渓が残っています。山頂からお花畑付近に残る雪渓を道なりに下ってきてしまうと、屏風岩付近でコースとは違う方向に降りてしまう危険性があります。コース外への迷い込み防止のため、毎年ロープを設置しています。また、遅くまで残るお花畑分岐の雪渓に、コースを示す雪渓杭の設置もあわせて行いました。
暖かい日が続き、日に日に雪解けは進んでいて、雪渓の状況も刻一刻と変化しているようです。でも、屏風岩やお花畑付近ではまだまだ大きな雪渓が残っていますので、道迷いや、雪渓での滑落には十分注意してください。
また、雪渓上に限らず、悪天候時にはルートを見失いやすいこともあります。正確な地図読みや雪上技術が必要になります。事前に、十分な計画と情報収集が大切です。
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屏風岩を下るときは必ず右へ
屏風岩の沢を下りすぎないよう、ロープを設置しています。
雪渓に目印となる杭を打ち込んでいます。
〈羅臼岳で見られたもの〉
鳥類:ウソ、コマドリ、ノゴマ、ミソサザイ、ツツドリ、ハシボソガラス、
センダイムシクイ
植物:ハクサンチドリ、イソツツジ、イワブクロ、コケモモ、キバナシャクナゲ、
ウコンウツギ、ミツバオウレン、イワウメ、イワヒゲ、マルバシモツケ
哺乳類:ヒグマ(足跡)
両生類:エゾアカガエル
昆虫:エゾヒメマルハナバチ
(環境省:後藤)
本日は、羅臼岳巡視に行ってきました。
現在、羅臼側の登山道では、ヒグマの出没が多数目撃されています。ヒグマとの事故を未然に防ぐためにも、不意な遭遇を避けること(鈴を身につける・見通しの悪いところは声を出すなど)や、クマスプレーの携行など、ヒグマ対策を必ず行いましょう。また、ヒグマに人間の食べ物の味を覚えさせないためにも、食料は体から離さないこと、野営時にはフードロッカーを使用するなどしましょう。
誤った行動や判断は、自分の身に危険がふりかかると同時に、仲間やあとから訪れる人に危険を及ぼしかねません。
事前にヒグマへの対処法を身につけ、情報収集を行ってから、入山しましょう。
羅臼岳の情報は羅臼ビジターセンター、知床自然センター、知床世界遺産センターで得ることができます。ぜひ、お立ち寄り下さい。
登山口にある入林箱に注意看板を設置しました。
まだ雪渓も残っています。アイゼン、ピッケルは必携です!
可憐な立ち姿 ハクサンチドリ
〈羅臼岳で見られたもの〉
鳥類:カッコウ、ツツドリ、アオバト、アマツバメ、カワガラス、キセキレイ、
コゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ウグイス、エゾムシクイ、キビタキ、
ルリビタキ、ミソサザイ、コマドリ
植物:チシマザクラ、エゾシモツケ、キバナシャクナゲ、コヨウラクツツジ、
エゾコザクラ、アイヌタチツボスミレ、タチツボスミレ、ヒメイチゲ、
マイヅルソウ、エゾクサイチゴ、エゾエンゴサク、ミツバオウレン、
ハクサンチドリ、ミヤマハタザオ、ミヤマハンショウヅル、ツマトリソウ、
ゴゼンタチバナ、コンロンソウ、オドリコソウ、ハイキンポウゲ、
イナモリソウ
(環境省:後藤)
羅臼側の道路の北東端にある相泊(あいどまり)。ここから先には道路などの施設はなく、夏の間に昆布漁をする方達が住む番屋がある以外は、人の手が入らない海岸線が続いています。巡視場所の観音岩は、相泊から2時間ほど歩いた場所にあります。今年は雪融けが遅いせいか、5月頃に咲く花が今でも見られました。
観音岩までの道のりにはヒグマの糞がいくつも落ちていました。姿は見ませんでしたが、知床ではどこにいても常にヒグマと遭遇するリスクがあります。山や海岸を歩く方はヒグマの対処法や、最新情報をビジターセンターなどで収集してください。

ユキワリコザクラ

エゾキケマン
【自然状況】(植物は開花状況)
植物:ユキワリコザクラ、ミヤマダイコンソウ、オドリコソウ、ミヤマオダマキ、カノコソウ、エゾモメンヅル、セイヨウタンポポ、シコタンタンポポ、エゾキケマン(一ヶ月近く開花遅い)、ハマエンドウ、イワベンケイ、チシマフウロ
鳥類:イソヒヨドリ、キセキレイ、ツツドリ、シノリガモ、ミソサザイ、ウミウ、カワラヒワ、センダイムシクイ、オオセグロカモメ、ウミネコ
(環境省:木村)
本日は、羅臼岳巡視に行ってきました。
羅臼温泉登山口より登り始め、2時間ほどで第一の壁に到着。続く第二の壁を通過しスズラン峠にさしかかったあたりから、数ヶ所斜面に雪渓が残っていました。その先の泊場から先屏風岩、お花畑にかけてはびっしりと雪渓が残っています。どうやら今年は例年に比べ、雪解けが遅いようです。屏風岩登行にはアイゼン・ピッケルが必要です。また、岩尾別登山口(ウトロ側)からの登山道にある大沢にも大きい雪渓が残っているようです。羅臼岳に登られる方は、アイゼン・ピッケルを携行しましょう。
羅臼岳の情報は羅臼ビジターセンター、知床自然センター、知床世界遺産センターで得ることができます。ぜひ、お立ち寄り下さい。
屏風岩の雪渓
登山道脇に咲くタチツボスミレ
〈羅臼岳で見られたもの〉
鳥類:ツツドリ、トラツグミ、ヤマシギ、ウソ、カワガラス、キセキレイ、
コゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヒガラ、ウグイス、エゾムシクイ、
キビタキ、ルリビタキ、ミソサザイ
植物:チシマザクラ、エゾシモツケ、キバナシャクナゲ、コヨウラクツツジ、
ケヨノミ、エゾコザクラ、アイヌタチツボスミレ、タチツボスミレ、
ヒメイチゲ、マイヅルソウ、エゾクサイチゴ、エゾエンゴサク、
ミツバオウレン、コミヤマカタバミ、ハクサンチドリ、ミヤマハタザオ、
フデリンドウ、ミヤマハンショウヅル、センボンヤリ
(環境省:後藤)
本日、熊越の滝巡視に行ってきました。
初夏を迎えた羅臼。
熊越の滝は、雪解け水で勢いを増しています。
鳥がさえずり、徐々に花も咲き始め、にぎやかになってきました。
熊越の滝は、コースも短く気軽に散策を楽しめる場所です。
のんびりと自然を楽しんでみてはいかがでしょう。
オオカメノキ
〈熊越の滝で見られたもの〉
鳥類:マガモ、ツツドリ、ルリビタキ、コマドリ、キセキレイ、エゾムシクイ、
コゲラ、シジュウカラ、ハシボソガラス
植物:コミヤマカタバミ、タチツボスミレ、オオカメノキ
(環境省 後藤)
天候不順が続いたこの春。雪融けが遅く、桜の開花も10日ほど遅れたようです。
平野部でも、場所によってはまだ開花している桜を楽しむことが出来ます。
春になって桜を心待ちにしている人は多いと思いますが、知床で2007年から確認され
ている外来生物のセイヨウオオマルハナバチもその一人(一虫?)です。
この日も羅臼町内の桜に来ていたセイヨウオオマルハナバチを1頭捕獲しました。
※ハチは「頭」と数えます

サロマ湖で撮影されたセイヨウオオマルハナバチ(クサフジの花を盗蜜中)
黄色と黒のストライプと、白いおしりが特徴です。
根室地方にはセイヨウオオマルハナバチとよく似た、ノサップマルハナバチ(おしり
が黒い)が生息しているので捕獲する場合は注意が必要です。
セイヨウオオマルハナバチについて興味のある方は、以下URLに詳しく書かれています
ので是非ご覧下さい。
↓北海道庁のホームページ
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/alien/seiyo/seiyo_top.htm
〈巡視中に見られたもの〉
鳥類:カッコウ
植物:セイヨウタンポポ、エゾヤマザクラ(ほぼ散りかけ)
昆虫:エゾオオマルハナバチ1頭
(環境省:木村)
本日は羅臼湖の巡視に行ってきました。
一の沼から五の沼を巡り、羅臼湖までの片道約2.6㎞の歩道は、まだ雪に覆われています。
残雪に囲まれた羅臼湖は、遅い春を待ちわびているようでした。

羅臼湖と知西別岳
〈羅臼湖で見られたもの〉
鳥類:ノスリ、ツツドリ、ウグイス、ウソ、イワツバメ、マガモ
ほ乳類:エゾシカ
両生類:エゾアカガエル
植物:ヒメイチゲ
(環境省:後藤)
今日は熊越の滝の巡視に行ってきました。
熊越の滝はウトロと羅臼をまたぐ知床横断道路の、羅臼側(町の中心から5分ほど)にある、
往復1時間程度の短いトレッキングコースです。

オオバナノエンレイソウ
〈熊越の滝で見られたもの〉
鳥類:キンクロハジロ、カワガラス、ミソサザイ、キセキレイ、ショウドウツバメ、キビタキ、エゾムシクイ、ツツドリ、キジバト、トビ、カワラヒワ、ウグイス、コゲラ、シジュウカラ
植物:ヒメイチゲ、オオバナノエンレイソウ、エゾノリュウキンカ、エゾエンゴサク、ミズバショウ、タチツボスミレ、ネコノメソウ
(環境省 木村)
羅臼ビジターセンターは環境省が設置し、公益財団法人知床財団が管理運営を受託、羅臼町役場の協力を得て、知床国立公園に訪れる方々へ情報提供をおこなっている施設です。